気にせず、気ままに

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退院して家に帰り、地元では設備も整い一番良いと思われる南海病院で受診し、やっぱりC型肝炎と言われ、治療を受けることになりました。この時は、こ の病院には専門の肝臓医がいなくて、医大から週1回診察にみえる腎臓病の専門医が取りあえず主治医でお世話になりました。治療にキョウミノ注打3アンプ週 3回でした。
先生には申し訳ありませんでしたが、肝臓の専門医でないということは、私にとってはやはり頼りなく、心配でした。行ったり休んだりし ていたと思います。主治医が信じられないことほど患者にとって不幸はありません。

そのうち肝臓専門医が医大から火曜日の午後診察に来られるようになりました。(このドクターは、C型肝炎の友だちに紹介され、この後15年以上のお つきあいとなる肝臓学会で大分県の責任者であり指導医でもあります。
大分大学の教授、医大の教授、医学博士という凄い肩書きの方でしたが、(小さ い声で言いますと初対面はなんだか近寄りがたく、感じは余り良くありませんでした)ところが、なんでこんなになったのか思えるくらいに仲良しというか、気 が置けないというか、お友達みたいになってしまいました。

これは多分、先生に家出おばさんと言われますが、6年余間も治療を受けないうちにガンになって、オマケによその病院の依頼状等を持って帰ってきた 時、やさしい気遣いを受けて私の心が全開したことと、お断りしたのに寺尾先生への依頼状を下さった、検査を受けた先生に手紙を渡すようにと持たされまし た。

多分私のことを書いた書面と思います。先生の心の広さ、優しさが心の琴線に触れてのことだと思います。友だちたちには「寺尾先生からよく引き取っ てもらえたね。」と言われました。
このように大変なことになるとは思いませんでしたが、C型肝炎はなかなか手強い相手のようです。

後の話ですが、肝臓学会主催の無料市民肝臓公開講座で体験談などもいたしました。(私の病歴が、C型肝炎のお手本のような経過をたどってガンになっ て いったとの理由からだそうです。)

やっと専門医が主治医となり、治療として週3回、1回の量5アンプのキョウミノの注打を受けましたが、(後で知りましたが、これは対処療法でしか なく直すための治療ではありません)1経っても、2年経っても当然ながら少しは良くなってきましたよ、というような言葉は1回も聞いたことがなく、私自 身も体の調子が悪くなっているという自覚症状もなく何の変化がありませんでした。(ただ、先生は肝機能の数値が下がり落ち着いてきたと言っていました。)

その当時の推移を表にしていますが、それをこの体験談に付けて下さるそうです。

当時、まだC型肝炎の正体を知らない私は何年間も良くもならない、悪くもならない症状に飽き飽きしていました。(医師は分かりやすい言葉で、患者 が理解できるように、肝炎について説明がされていないと思います。私も同じでした。が、先生としてはきちんと説明しているつもりです。専門用語で、理解し たかも確認なしだのに、分かってくれていると思いこんでいます。又、聞いている患者も真剣に聞いていない部分もあります。)

その頃には、いつも会うたびに主治医に「インターフェロンをした方がいいよ、貴女はウイルスが少ないから治るよ。」と言われ続けました。C型肝炎 ウイルスにはⅠ型とⅡ型があります。私はⅠ型でウイルスが多い方なんだそうですが、当時はⅠ型としては少なかったようです。

でも私にはインターフェロンをやりたくない事情がありました。このドクターを紹介したのは友だちの彼で(彼氏の彼ではありません男性という意味で す。)この彼から(当時彼はもう肝硬変までいっていたようでした)、「1回やるのに半年もかかり、お金も200万くらいは掛かるとか、(当時保険が適用さ れていませんでした)ひどい熱が出るとか、人によっては熱の出る時ベットがガタガタするくらいな寒気がくるとか、食欲がなくなるとか、吐き気がするし、髪 の毛も抜けるとか、うつ病になるし、自殺した人もいる。

やった人の1/3は確かに良くなるが、1/3は全然変わらなく、あとの1/3は逆に副作用で悪くなり、死んだ人もいる。それを入退院を繰り返しなが ら見てきたから絶対にしない方がいい。」と言われていました。そんなことを聞いて200万なんてお金もないし、どうして30パーセントに命がかけられます か。でも主治医は私の心とは違ったことを考えていたのでしょうが、当時の私には分かりませんでした。

医者は説明の言葉が足りないし、分かりやすく説明ができていない。(患者と目線が違う)何故インターフェロンという厳しい治療が必要かというと、 C型肝炎ウイルスをやっつける可能性を持っているのはインターフェロンだけでした。

C型肝炎ウイルスに感染した場合約80パーセントが肝硬変からガンに移行し、死亡していくといわれておりるので、肝臓ガンにならないために当時成功 率30パーセントというインターフェロン治療を薦めていたわけです。医師側は30パーセントでも助かるのなら、賭けるべきではないかというわけです。)と いうのが平成12、3年頃の治療法の主流でした。

主治医に彼がこんなことを言ったと言うわけにもいかず、インターフェロンから逃げて1回休んだのがきっかけで治療をずるずると6年以上休み続けまし た。

こんな時、もと病院の婦長をしていた友達が心配して検査を受けるようにと言い続けてくれました。自覚症状が殆どない肝炎に、当時忙しかった私は検 査なんかに取りあっておれませんでした。

自分の気持ちの中では肝炎が悪化しているとは思えなかったからです。自己診断とは自分に都合がいい ように判断するようです。本当はこれが一番怖いんですよね。



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