肝臓がんの治療
肝臓がんの治療
6年以上も音沙汰なしでいた上、よその病院のデーターを持って現れた私を、文句も言わず黙って受け入れてくれました。(多分この時先生の優しさに心 を全開したのだと思います)
先生も癌とは言わず、3センチになっていた癌をきれいにやっつけてくれました。
開腹手術ではありませんでした。(主治医曰く「僕としては本当は開腹して中が見たい」ですって。)この方は無口でというか、こんな冗談を言って私の 心をほぐしてくれるようにはみえない方でした。
でもこんなやり取りが私の心を信頼に向けていきました。私のガンは塞栓術と決まりました。ガンのできた場所によってどのような方法で切除するかが決 まるようです。
その手術は寺尾先生の指示により南海病院放打線科で行われました。
肝臓ガンが良くなった後、死んでいった彼と同じ目に合わないために
は、肝炎ウイルスをやっつけるしかない。それはインターフェロン治療しかないと
言われました。
当時私は65歳の身体障害者でした。障害者は65歳から老人保健になるのと、インターフェロンが保険適用になってい たし、手術等にかかるお金につい ては時期的にラッキーでした。やっぱり死にたくありませんでした。
Page:
1